KMAレベル2 水のエネルギーについて

kachannnn2010-01-16

今年初めてのKMAクラスです。

お正月気分もややおさまり、楽しいクッキングです!
でもこれで五行の実習はラストです。意外にも早くあっという間に浮遊のエネルギーです。

今回はオールパトリシオ先生で本当に勉強になりました。そしてどんな時でも質問に答えてくれるので嬉しいです。


↓私の班のプレートです。

今回は水(floating)浮遊のエネルギー。
季節的にまさに今ですね。やっと季節とお料理が追いついたというところです。

なのでほとんどが陽性なしっかりと火をくわえるお料理が多かったです。


イメージ的には
冬の食材
冬のお料理
長時間コトコトじっくり煮込む感じです。

先生も、「おせち料理にはこのエネルギーが多いですね。」とおっしゃっておりイメージしやすかったです。黒豆煮、お煮しめ、など・・・。

陰陽五行からみると、
このエネルギーが弱っている人は腎臓・膀胱・耳・髪・生殖器・骨などに関係するトラブルがみられます。
身近なところから言うと意外にも白髪とか抜け毛、お子さんがおしっこを夜にしてしまうのも腎の弱りなのだそう。
性格的には無気力でやる気のない・怖がりな人が多いようです。

個人的には「メニエール病」にかかったことがあるので耳や腎は弱いかなと思い、
今回のメニューは積極的に取り入れたいと思いました。




さて、今回のメニューは

  • 黒米と黒ごま入り玄米ご飯

まさに黒ご飯。。でももっちりした感じですが水分はさほど多くないので意外と食べれます。このエネルギーは黒い食材が多いこともあり、ミネラルをくわえるために黒ゴマも一緒に煮ています。食材によって水のエネルギーを加えている感じです。

  • 小豆のスープ

これは、ホントおいしかったです。このスープは好みが分かれるかもしれませんが小豆かぼちゃが好きな人には好評な気がします。
先生曰く、やや塩分を多めにしたほうが豆のスープはおいしくなるのだそう。確かに味がなかったら一般的にも無理かなー。

  • 切り干し大根の煮物

切り干し大根と干し蓮根も加わるのでたまった脂肪や水分を排出し、肺や骨にも効くヒーリングメニューです。より、その効果を引き出したいのならば、天日干しのものがよいそうです。

ここではなんとケシの実を炒って使っています。もちろんゴマを使ってもよいようですがケシの実がこのように和風に使えたことに私はびっくりです!このメニューのみ油(生ごま油)を使用。

  • 高野豆腐の煮物

煮しめに近いものです。穏やかな気持ちでゆっくりコトコト作るのがポイント。


  • 青菜入り昆布の佃煮

今回は冬菜の春菊を使いましたが冬菜ならば応用が利きますね。

  • 山芋のマリネ

一番クイックなメニュー!山芋を切って梅酢を薄めたものに漬けるだけです。これは応用が利き、他にも蓮根や大根、ラディッシュなどでも使えます。
適度に酸味・生の山芋・短時間という陰性さもプラスしているところがいいですね。

クコの実が入っているせいか薬膳メニューみたいですね。侮ってはいけません見た目よりも数倍おいしいのです!

水のエネルギーの調理法の一つにてんぷらがあるそうです。
これについて先生にお聞きしたところ…

天ぷら、揚げるという調理は

  • 油→陰性
  • 火力→陽性
  • 浮き上がってくる、上にあがる→陰性な動き
  • 素材が硬くしまる感じ→陽性

というように調理法の中では中庸にはいるのですが、
それは揚げる素材にもよるけれども素材が揚がるまでの動きが浮遊のエネルギーに似ていることや、ぎゅっと締まる感じがやはり浮遊のイメージなのだそうです。厚揚げが良い例です、とのこと。お料理によってエネルギーはかわってくるのですね。ホント実感しました。

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さて午後はレクチャーです。
KMAの良い点はこのレクチャーでのお話が非常に参考になります。(お料理も楽しいですが)
私にはどのように先生達もマクロビオティックでお子さんを育ててきているのか興味深々です。今回は子供についてのお話が多く、先生も熱心にお話をしてくださいます。「陰陽について本当にわかったのは子供が生まれてからです。」とおっしゃるように先生でもみんなと同じなのだなーと、ちょっとすくわれる気持ちになりました。

例えば、

子供がなんだかぐずっている
   ↓
お手当てをしてみる
   ↓
違っていればまた別の方法でやって様子をみる
   ↓
それでもだめなら、薬、病院へ行く。

子供にとってなるべく負担のかからない方法から考えて取り入れていく、
現代は変わるスピードが早いので変えていかなければならないことも出てくるそうです。
(伝統的にやってきた方法でも状況によっては親が判断して変えていく必要がある)


考えながら実践していくことが一番の学びという事なんですね。


Sweet Vegetableの先生の、マクロビオティックをしていく上で「実践と直感を大切にする」という言葉を思い出しました。
うーん、実践はなんとか出来てもこの直感というのは、なかなか難しいのです。。。